「日本の問屋は永遠なり」

「日本の問屋は永遠なり」

書  名:日本の問屋は永遠なり
著  者:大竹愼一・有賀泰夫

     書籍表紙


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発 行 者:新妻達雄
発 行 所:株式会社491アヴァン札幌
     〒060-0006 北海道札幌市中央区北6条西15丁目 原ビル
     TEL:011-613-9644
印  刷:株式会社精興社
製  本:株式会社大進堂
装  丁:幅雅臣
発 行 日:2012年5月11日

寸  法:天地188mm×左右130mm
重  量:450g/1冊
頁  数:362頁
製  本:上製本・アジロ・カバー付
価  格:2,800円(税別)
ISBN:978-4-905062-03-5
分類コード:C0034


【著者紹介】

大竹慎一(おおたけしんいち)−

欧米で20年以上、第一線で活躍する辣腕ファンドマネージャー。これまでに訪問した企業は、延べ一千社を超え、一年を通して、日本・アメリカ・ヨーロッパの企業を自ら訪ね、徹底した現場主義で独自の調査をおこなう。

一橋大学院修了。野村総研、チェース銀行、AIG を経て、独立。Ohtake,Urizar & Co. President

『ウォール街から東京市場を読む』『日経平均4000 円時代が来る』『おカネの法則』『世界金融恐慌序曲』など著書多数。

昨秋より自費出版に取り組み、第1弾「神々の戦争と日本」、第2弾「かぐや姫は、じつは貨幣である」に次ぐ第3弾が本書である。

有賀泰夫(ありがやすお)−

埼玉大学生化学科卒。新日本証券からクレディ・リヨネ証券、三菱UFJ証券でアナリスト。三菱UFJ証券では食品と食品卸売業を担当。
2009年4月に独立。現在は、ファンド向け、個人投資家向け、企業向けの調査レポートの作成、セミナー講師など。現在のカバー範囲は、食品、食品卸、外食、ネット企業など。H&Lリサーチ 代表 問い合わせ:yariga7451@u01.gate01.com

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セミナーのご案内

平成24年10月11日:14:00-17:00
食糧新聞社主催
詳細はこちら:http://cherry100.mods.jp/ra/s/534
ハウス食品社長浦上氏、加藤産業社長加藤氏とのパネルディスカッションもあります。

平成24年10月30日(火):16:00-17:30
日本証券アナリスト協会主催
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目次

解説 1
はじめに 9
巻頭図 25

第一章 小売業の勝敗は規模・業態ではなく機能で決まる 15

1 大手総合スーパーの不振が止まらない 17
◆大手総合スーパーすべてが不振である理由 17
◆不振でも総合スーパーであることにこだわる 19
2 食品流通業界は上位への寡占化が進まない 22
◆小売業の寡占化は進んでも食品では進まない 22
◆小売業の勝敗は2つの機能で決まる 24
◆卸売業には小売業が真似できない力がある 25
3 ロジスティクスとマーチャンダイジングが育たなかった! 27
◆小売業は大店法に守られ弱体化した 27
◆大店法が緩和されて卸売業の存在感が高まった 28

第二章 加工食品卸売業のロジスティクス技術は世界一 31

1加工食品と日用雑貨は小分け物流で大差がついた 33
◆面倒な小分け物流で卸売業が躍進した 33
◆菱食とパルタックが多頻度小口配送をコントロールした 36
◆パルタックが「デジタルピッキング方式」から「台車方式」に 37
◆菱食が「デジタルピッキング方式」を改良した 39
2 ウォルマートも日本の加工食品卸のロジスティクス技術に一目置く 43
◆高精度・高付加価値物流は世界ナンバー1 43
◆ローコスト物流はSCMの賜物46
3 一括物流が業界にパラダイムシフトを起こした 49
◆菱食が業界常識を覆す一括物流を提案した 49
◆一括物流をきっかけに卸売業の集約化が加速した 50
◆卸売業と小売業は運命共同体的関係に移行し始めた 52
4 現場でのカイゼンがロジスティクス技術を高度化させた 54
◆現場での改良は日本が海外を圧倒している 54
◆カイゼンで物流から利益を生み出す 55

第三章 小売業に必要な卸売業のロジスティクス技術 59

1 キャッシュ・ギャップの差が小売業の経営に影響する 63
◆在庫回転日数が極端に少ない理由 61
◆小売業にとって極めて重要なキャッシュ・ギャップ 61
2日本の大手小売業が規模の優位性を発揮できないひとつの理由66
◆日本の総合スーパーはキャッシュ・ギャップ面で不利 66
◆日米の小売業における収益格差論の正しい見方 69
3 コンビニは卸売業のロジスティクス機能に依存して成長した 71
◆卸売業が小売業態の覇権の移り変わりに大きく影響した 71
◆コンビニ躍進の影に卸売業のロジスティクス技術がある 72
◆台湾セブン-イレブンは菱食のサポートで成長 74

第四章 卸売業が提供するマーチャンダイジング 77

1 加工食品卸売業はフルメニューで対応する 79
◆卸売業はマーチャンダイジングで次のステージへ 79
◆売れない時代にマーチャンダイジングの重要度が増す80
◆棚割を中心にカテゴリー・マネジメントに取り組んだ 81
2 時代とともにマーチャンダイジングの場を広げてきた 85
◆POSデータを開示して卸売業の支援を得るようになった
◆POSより進化したFSPが注目を集めた 87
◆卸売業はFSPシステムの完成度を高めた 88
◆分析コストがネックで小売業には定着していない 90
3 高度なマーチャンダイジングはロジスティクス技術に裏打ちされている 93
◆カテゴリー・マネジメントと一括物流はセット 93
◆ほかにも多いロジスティクス技術の恩恵95
4 4プライベート・ブランドで成功した製造卸97
◆卸PBには広告宣伝費が不要という強みがある 97
◆PBは多品種少量生産でも利益を上げられる

第五章 卸売業の儲けの基盤はシステムにある 101

1 システム化による業績向上効果 103
◆ITコストの低下でシステム化競争が始まった 103
◆物流情報システムの導入を決断 105
2 卸売業におけるシステム化の効果 107
◆加藤産業は人件費抑制で収益向上の仕組みを作った
◆パルタックは同業種合併で業績を改善した 111
◆菱食は異業種と合併して業績を改善した 114
3 加工食品卸の収益性は他業種に負けない 118
◆売上高対比の収益性は明らかに低い 118
◆売上高対比の収益性の低さを資産効率でカバーする 119

第六章 卸売業が進める新しいマーチャンダイジング 123

1 菱食が取り組むR―WAVE 125
◆消費者の潜在ニーズを「R-WAVE」で掘り起こす
◆顧客属性を商品にDNAとして埋め込む
2 菱食が提案するフードコーディネート 130
◆変わるメーカー、卸売業、小売業の関係
◆フードコーディネートの仕組み
◆製造利益の追求に向かう
◆菱食におけるフードコーディネートの実際
3 小売業のデータをマーチャンダイジングに活かす 138
◆進む小売業のデータ開示
◆加藤産業のよりきめ細かなマーチャンダイジング
4 伊藤忠食品のネット対応型ビジネス 142
◆伊藤忠食品におけるインターネット事業への取り組み
◆卸売機能を巧みに生かす

第七章 食品小売業のシェア競争の行方 147

1 わが国に特異な急速な高齢化 149
◆海外の仕組みが役に立たなくなった
◆日本独自のフォーマットが必要に
2 安売り小売業に未来はない 153
◆値引きで集客する発想は間違っている
◆両立しにくい幅広い品揃えとNB商品の大幅ディスカウント
3 日本で小売PBのウエイトが高まらないのは歴史的必然 158
◆日本のNB商品の位置付けは海外流通先進国と異なる
◆わが国のNBメーカーは収益率より売上高を重視する
◆日本では、PBのウエイト上昇には限度
4 食品小売市場のシェア競争の決定要因 158
◆消費者は属性と生活シーンで各業態を使い分ける
◆各小売業態の長所と短所
4 食品小売市場の勢力図を予想する
◆存在感が低下する総合スーパー
◆着実な成長が見込める地域密着型食品スーパー
◆町のサービスステーションとして存在感を示すコンビニエンス
◆限界的な存在にとどまるディスカウンター

第八章 メーカーのための賢い卸売業利用術 177

1 1 メーカーによる卸情報の活用179
◆小売業の覇権の行方を見定める
◆ 卸情報の有効活用が価値を生む
◆販売促進への活用
◆消費者ニーズ対応の商品開発、製品製造
◆業務用の情報は貴重
2 値上げの決断も卸売業の情報が後押し 184
◆価格改定と卸売業の情報
◆値上げに踏み切れなかったコカ・コーラとわが国の食品流通構造の関係
3 食品メーカーにさまざまに表れた一括物流の影響
◆一括物流によって大打撃を受けた食肉加工業界
◆食肉収益の拡大によって痛手を軽減した日本ハム
4 キユーピーに見る賢い卸売業の使い方 197

第九章 小売業のための賢い卸売業利用術 199

1 小売業によるコア・コンピタンスの確立 201
◆コア・コンピタンス選択の切り口
◆オオゼキによるコア・コンピタンスの例
◆独自性こそ最大の武器
2 卸売業との運命共同体的関係の構築 210
◆卸売業の人と技術の見極め
◆卸売業との信頼関係の構築
◆卸売業と上手に付き合うには経営者の野心と情熱が重要
3 理にかなったコーペラティブ・チェーンの利用 216

おわりに 223
用語解説 227
参考文献 251
変化へのバッファー役を担う卸業(大竹氏と加藤社長の対談) 257

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