20181111はてな他報告

2018年11月11日
はてな（3930）他運用報告


有賀様

お世話になります。先ほど会費を振り込みしました、ご確認お願いします。

今年ももう残りわずかとなりました。
振り返ってみると、年初から厳しい年でした。
年末に向けて上昇してくれると良いのですが…。
総資産はピークの2月頃から−20%くらい下がってます。
推奨銘柄ではない、ある株がだだ下がりしてしまいその影響です。
もっとも損益が出てるわけではなく、利確のタイミングを逸した形です。
保有銘柄はプリマ、あらた、パルタック、スシロー、ハローズ、はてな、といったところです。

あらた以外はプラスになっています。
10月の下落が激しい月の購入でした。
スシローは3Qの前にも買っていたのですが反応薄で下がってきたので、一旦売って、11/7の会員メールを見てから買いました。
はてなも上手く売れなくて下落に巻き込まれたため、一旦手放して昨日、買い直しました。

バルタックのレポートで次世代物流システムの内容読んで思ったのですが、
トヨタ×ソフトバンクの自動運転技術であったり、キャッシュレス化であったり、いま時代の変遷の中にいる気がします。
もう少しで世の中がさらにガラッと変わってきそうな、そんな感じがします。

○○



○○様


いつも運用成果のご報告ありがとうございます。

○○さんはすでに入会後4年ほど経っていますが、
毎回の報告を見ている限りでは、バイ・アンド・ホールドではないので、それなりに相場を乗り切っているように感じます。
その感じで言えば、入会後のトータルでは依然大きく勝っているのではないかと推測します。


個々の投資家ごとに株式投資への取り組み方は様々ですので、その点に関してはあまり強制はしません。
ただし、若干意見を言わせていただきますと、あまりに個別銘柄にこだわり過ぎない方がいいかなという感じはします。
もう少し、ポートフォリオの観点で考えると一段とパフォーマンスが上がるような気がします。


以前の報告ですと、ファンコミュニケーション（2461）や日特エンジニアリング（6145）で、
売却後に株価が大きく上がって後悔したような報告がありました。
逆に売り損ねてしまった銘柄の報告もありました。
今回もはてなでは売り損ねてしまったということです。


これを個々の銘柄で考えた場合に、どんどん上がり続ける株と、
上がった後に下がる銘柄を高い確率で区別できるかというと、たぶん不可能でしょう。
ですから、ある程度下がってしまう銘柄はそれはそれで仕方がなかったと考え、
むしろ全体として長期に保有することで、中には大きく上がる銘柄も出てきますので、
平均的にはかなりのリターンを得るという方法もあります。


その場合、個々の銘柄で考えるということではなく、保有銘柄全体として評価すればいいのではないでしょうか。
以前も、さくらインターネット（3778）を極めていいタイミングで買ったという報告を受けたことがあります。
その後、株価は10倍以上になったのですが、その後の報告はありませんので、
たぶん利食った後に大きく上がってしまったということではないでしょうか。
この銘柄の推奨は当然ファンダメンタル重視でしたが、途中からの株価上昇はあくまでも材料でしたので、
やがては元の値段まで下がる可能性はありましたが、当クラブでは○○さん同様、急上昇する半年以上前に買った人が多かったと思います。
動き出す前に買っているので、意外に皆さん最後まで我慢できて、大儲けした報告が相次ぎました。


たぶん、それは価格変動を意識しすぎているような気がします。
もう少し、企業の長期的な価値を見るようにすると、また違う世界が見えてくるかもしれません。


もっとも、○○さんの全体相場との付き合い方に関しては、今年は比較的うまく行っているように見受けます。
表現が同じかどうか不明ですが、今年の2月に30％資金が減少という報告でしたので、
そこからは持ち直したということでしょうか？
全体が急落するような局面では、一旦全体のウエイトを下げ、全体が大きく下がったところで、
下がり方の大きな銘柄を徐々に増やすという方法を取ったのかもしれませんが。
それはひとつの相場変動を乗り切る方法だと思います。



さて、以上結論のないことをつらつら述べさせていただきました。
参考にしていただければと思います。



もっとも、銘柄ごとの性格付けはそれなりにありますので、現状の銘柄について簡単にコメントさせていただきます。


はてなはむしろ業績変化がスタートしたばかりですから、長期的にはかなりの上昇が期待できます。
しかし、まだまだ目先的には株価は簡単に上がる反面、簡単に下がります。
株価変動の激しい株は、いいところで買って、いいところで売るのが賢いように見えますが、
実は逆で、あまり株価変動に目を奪われると、肝心な大きなリターンを取り損ねることが往々にしてあります。
この銘柄は、数年間持つつもりで、あまり株価を見ずに持った方がいいのではないかと思います。



ハローズも長期ですが、原理原則はじわじわ上がると思いますので、じっくり着実に稼げるでしょう。
もっとも前回は急騰してしまいましたが、その場合は逆にどこで売っていいのかがわかりにくくなりますが。


また、PALTAC（8283）は長期でコンスタントに成長しやすいと思いますので、株価変動を気にせず、持ってみてはどうでしょうか。


それ以外の株は、結構参加者も多くなっていますので、比較的出てくる業績で一喜一憂しますので、
ある程度、売り買いしてもいいかもしれません。


H&Lリサーチ
有賀